変動金利とは
■変動金利のメリット
①5年間は支払いが一定額で、金利が上昇しても見直し前のお支払額に対して1.25倍までの上昇というセーフティネットがある。
→返済期間中に適用される金利が変動する可能性があるのが変動金利です。金利は年に2回見直しがありますが、返済額は5年間一定に保たれるため、金利が変動することによって返済額の元金と利息の内訳に変化が生じます。また、5年後の返済額見直し時点で金利が高騰していても、現状の返済額の1.25倍が上限となっています。
②金利が他の金利と比較しても低く抑えられる。
→固定金利は平均して1.25%~1.5%という利率となっていますが、変動金利はかなり幅が広く0.45%~0.825%という利率となっています。約半分の金利で支払が可能なため、繰上返済用の貯金をし、期間を知事めるための行動がしやすくなっています。
③同銀行内で、他の金利タイプへの変更が簡単にできる。
→金利の見直し時には銀行から通知が届きます。もし、金利の上昇がみられる場合には、窓口で固定金利選択型への変更等が可能となります。固定金利を選択している場合には、この金利タイプの変更ができません。
■変動金利のデメリット
①金利が上昇し続けると計画的に元金が減っていかない可能性がある。
②金利が上昇し続けると支払期間終了後に一括返済を求められる可能性がある。
→デメリットは計画的に元金が減っていかない可能性があることです。金利見直し時の返済額上昇上限が1.25倍といっても、本来それを超える支払いが必要である場合、1.25倍を超える部分については、次の見直し時に繰り越されるため、最悪金利が上昇し続けた場合には、最終回の返済でも返済しきれず、最後に一括返済をしなければならないという可能性もあります。